伊豆高原「レストラン・プリンス翠陽亭」で味わう伝統の洋食

今回ご紹介するのは、伊豆高原の森にたたずむ「レストラン・プリンス翠陽亭(すいようててい)」さんです。
馴染みのある昔ながらの洋食メニューをていねいに仕上げ、観光客はもちろん、地元の常連さんも多く、ランチタイムには続々とお客様が訪れます。
アットホームな店内でゆったり楽しめますよ。

伊豆高原駅から車で約10分、駐車場完備でアクセスも便利。
自然に囲まれた静かな空間で、落ち着いたひとときを過ごせます。

シェフのレトロ洋食と温かな物語

まるで伊豆高原の森の隠れ家のような雰囲気の漂うこちらのお店。
元々は伊東市内のアーケード街で長く愛されていた老舗の洋食屋さんです。
約20年前に現店舗に移転し、当時からのファンも多いとか。
カウンターに立つシェフは「レストラン・プリンス」の二代目。先代から引き継いだ味を守り続けています。
手際よく調理する姿は、まるで洋食の魔法。
レトロな香りと音が、カウンターを温かな舞台に変えてくれます。

地元の方に愛される味を届けるため、親しみやすい洋食を追求。
ヘルシーなメニューは女性やご年配の方にも喜ばれ、桜の季節はもちろん、伊豆高原のイベントで訪れる観光客もその懐かしさに心をつかまれます。
カウンターで調理を眺めれば、食材ひとつひとつが語る物語とシェフの笑顔が、伊豆高原の静かなひとときを特別に。
地元の日常に寄り添うプリンス翠陽亭の味を、ぜひ感じてください。

特製ソースで味わう、とろける白身魚のムニエル

白身魚のムニエルは、レトロな洋食の魅力を凝縮した一皿です。
カウンター越しにシェフがムニエルを仕上げる様子は、まるで小さな舞台。
バターがジュッと溶ける音、魚をそっと返しながら焼き上げる手つき、キッチンを漂う香ばしい香り。
調理の過程を眺めているだけで、食欲がぐっと高まります。
盛り付けも丁寧で、白い皿に映える黄金色の魚とソースの光沢が、視覚からも楽しませてくれます。

噛む必要がないほど柔らかい魚は、舌の上でふわっと溶け、濃厚なのにしつこさのないソースが絶妙に絡みます。
ライスかパンをお好みで選べますが、私はパンをチョイス。パンをソースに絡めて食べてもおいしい!
「また食べたい」と思わせてくれる味です。

10食限定!旬のおまかせランチを楽しむ

「旬のおまかせランチ」は、10食限定の特別な洋食体験です。
定期的にメニューが変わるので、訪れるたびに新しい味と出会えるのが楽しみ。
この日は、ジューシーなビーフカツレツ、さっぱりした白身魚のマリネ風、濃厚な海の幸のコキール、色鮮やかな野菜サラダが登場。
皿に並ぶ多彩な料理は、目でも舌でも楽しめます。

ビーフカツレツはサクッとした衣に肉の旨みが詰まり、マリネ風の魚は爽やかな酸味がアクセント。
コキールは貝の風味が口いっぱいに広がり、野菜サラダも箸休めにぴったりです。
「これおいしいね」の会話が自然と生まれます。
レトロな洋食の温かさが、忙しい昼をゆったり満たしてくれます。
ワンプレートで楽しめるおまかせランチは、次はどんな味かなとワクワクさせてくれますね。

シェフ自慢のガトープリンで濃厚な幸せ

デザートの中で一番人気というガトープリンは、シェフ自慢の逸品です。
どこか懐かしさのある、しっかりとした固めの食感。
濃厚に仕上げたケーキスタイルのプリンは、口に入れた瞬間、なめらかで深い甘さが広がります。
見た目も華やかで、食べる前から心をつかみます。
スプーンですくうたび、幸せな余韻が続く一品です。

ランチの後に味わうガトープリンは、食事の締めにぴったり。
プリンス翠陽亭ならではの、レトロな洋食の温かさを、甘いデザートが優しく包み込みます。
ムニエルや旬のランチを楽しみ、最後にこのプリンで心満たされるひとときは格別ですよ。

「レストラン・プリンス翠陽亭」は、長年の伝統が息づく伊東の洋食処。
メニューも豊富で行くたびに新しい発見があり、日常に小さな喜びを届けてくれます。
伊豆高原の森で過ごす時間を特別にするこの空間で、次はどんな味に出会えるでしょうか。

ぜひ訪れてみてください。

レストラン・プリンス翠陽亭
住所:静岡県伊東市八幡野1319-30
アクセス:伊豆急行線 「伊豆高原駅」下車

東海バス 瀬戸山バス停下車 徒歩約7分

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。