伊東市にはおいしいパン屋さんが本当に多いです。パン好きの私にはそれぞれ違う特色で広い範囲に点在しているのでうれしい限り。
出かけたついでにこちら方面に行くならここに行こう！今日はあそこに寄ってみよう！そんな私が見つけたお気に入りのお店の一つをご紹介します。
今回ご紹介するのは、大室高原分譲地内にあるご夫婦で営まれている小さなパン屋さん、ぱん工房てぃーあんだです。
緑に囲まれた雰囲気のある外観
白い建物にとんがり屋根がとてもかわいらしいお店です。
豊かな緑に囲まれていて物語がうまれそうな雰囲気の佇まい。
そんなお店の名前の由来は、沖縄の言葉で「手にしみ込むほど愛情を込めて作ります」という意味だそう。
沖縄で過ごした5年間でパン作りを習得されたそうで、大好きな沖縄の言葉をお店の名前に取り入れたそうです。お店の名前に込められた想い、確かに一つ一つのパンから伝わってきます。ご夫婦からの愛情を受けたパンたちが愛らしく店頭に並べられています。
駐車場スペースは3台分あるので、車で来店されることをおすすめします。
惣菜パンからハード系まで揃います
てぃーあんださんのこだわりは、国産小麦、主に北海道産を使用している点（ライ麦はドイツ産）と、自家製の天然酵母を使用している点です。
自家製天然酵母は香りが良く、生地はもっちりと噛みごたえがある食感が特徴です。さらにカスタードクリームをはじめとするクリーム類やトマトソースなどのソース類はすべて自家製とのこと。
私のお気に入りの自家製トマトソースのマルゲリータはまさに、もっちもちの生地においしいトマトソースがトッピングされているのですが、生地の力強さに負けないコクがあり、朝食にも、おやつにも、もってこいな一品です。
こちらの生地を使ったシリーズは、季節や日替わりでいろいろな味が楽しめるので、めぐり合わせも楽しみたいところです。先日の季節のきまぐれフォカッチャは、じゃことねぎでした。もちろん購入、こちらも美味でした。
定番購入のオリジナル食パン
翌日以降にトースターで焼いても、外の皮がパリッとして中はもっちりふっくら。スライスされずに販売されているので、贅沢にまるまる使ったトーストグラタンにも、薄くスライスしてサンドイッチにも何にでも合う、そして飽きずに繰り返し食べたくなるそんな食パンです。
仲良しご夫婦のお二人
東京の大田区から移住され、2024年9月から伊東市でお店を始められたとのことです。
気さくで話しやすいご夫婦ゆえ、つい話し込んでしまいます。小さいお店ならではの距離感がまた良いのでしょう。
まさにセカンドライフをお楽しみ中のお二人。小鳥のさえずりも聞こえる環境の中で少し多めの週休3日で営業中。ゆとりあるスタイルでゆるりとお店は開いています。
「うらやましいです、いいですね！」と言ったらば「それがパン屋は朝が早いので…」と少々苦笑い。そんな早起きでも、暖かさを感じるオレンジ色の朝焼けを見られる幸せがあるとのこと。
そしていつ伺ってもお二人とも笑顔で楽しそうな印象です。この日もマスクを着けていたって伝わる笑顔をいただきました。お二人のお人柄があふれているのではないでしょうか。
朝9:00から営業しているので、お昼過ぎにはいつも品数が少なくなってしまいます。お気に入りのパンを見つけたならばお取り置きをしましょう。
インスタグラムではお昼過ぎのパンの状況や季節の限定品の紹介など、いろいろ発信されていますのでぜひフォローをお忘れなく！
先日はパンの恵方巻なんてアイディアパンも作られていて、おもしろいてぃーあんださん。
ぜひお近くの際は足を運んでみてくださいね。
ぱん工房てぃーあんだ
住所：静岡県伊東市富戸1317-1225
アクセス：伊豆急行線「伊東駅」からバスに乗車
バス停「高原ビール前」下車、徒歩19分
TEL：050-1253-9434
営業時間：9:00-16:00(売り切れ次第終了)
定休日：月曜日 火曜日 水曜日
