巨大な御神木が立ち並ぶ伊豆高原のパワースポット「八幡野来宮神社」

伊豆高原には悠久の歴史を誇る神社があります。
それが八幡野来宮神社です。

巨大な御神木が立ち並ぶ境内は、荘厳な雰囲気で異世界を感じられる神社です。
今回は伊豆高原にある隠れたパワースポット、八幡野来宮神社(はちまんぐうきのみやじんじゃ)をご紹介します。

国道135号線八幡野の交差点を曲がる

国道135号線を南下し、伊豆高原エリアを過ぎると八幡野の交差点が出てきます。
その信号を右折し、道沿いに進むと看板が出てきますので、その看板通りに進んでいきます。

神社手前には伊豆八十八ヶ所の霊場寺院も

そのまま進んでいくと緑が深くなってきて、大江院(だいこういん)というお寺が出てきました。

こちらは今回の目的地ではないのですが、雰囲気のある外観で中からはお経をあげる声が聞こえてきます。伊豆八十八箇所霊場の第28番札所で御朱印もいただけるそうです。

深い森の奥に鎮座する神社

大江院の先に八幡野来宮神社があります。立派な木造銅板製の鳥居があり、後ろには赤い冠木門、その奥には境内と深い森があります。

20台ほど停められる駐車場もありますが、ほとんど車はありません。旅行者と思われる方がポツポツとお参りにくる程度で、とても静かです。

勧請は769年、長い歴史を誇る

鳥居の横にあった神社の御由緒が書かれた石板です。
そもそも八幡野と来宮に分かれていた神社を統合し、769年に勧請したのだとか。平安時代から続く歴史のある神社です。

境内は巨木が取り囲む荘厳な異世界

境内には杉の巨木が立ち並んでいます。
社務所の前は広場になっているのですが、その周りを太い杉の木が取り囲んでいてまるで異世界に迷い込んだような雰囲気です。冠木門の外側とはまるで違う雰囲気に驚きます。

苔むした石段の向こうには御神木と本殿

神社は山の斜面に沿って建っていて、社務所前の広場から本殿まで石造りの階段があります。
周りには小さな祠や灯籠があり、それもまた異世界に迷い込んだような気にさせてくれます。
石段の右手には小さな川が流れているのですが、その水音が静かな境内に心地よく響きます。

樹齢1000年の御神木

石段を上がっていくと本殿が見えてきました。
本殿の前には一際高い御神木があります。
この御神木は樹齢約1000年の大杉、1000年もの間この場所に鎮座しています。

厚く苔むした御神木

その御神木は分厚く苔むしていて、その下にある皮の筋目が他の杉と比べても大きいのがわかります。
上を見上げれば一際天高くそびえていて、別格の荘厳さを感じます。

他にも境内にはリュウビンタイやカシやシイの巨木などがあり、天然記念物に指定されています。

荘厳さとは裏腹なお酒好きの神様

こちらは本殿です。向かって右が八幡宮、左は来宮をお祀りしている珍しい神社です。
熱海にも有名な来宮神社がありますが、そちらよりも歴史は古いそうです。

ちなみにこちらに祀られている神様は大変なお酒好きだそうです。

本殿の奥には願掛けの絵馬が

本殿の左奥には絵馬が奉じられていました。家内安全、大切な人の健康、ご自身の願いごとなどが書かれています。

深い山の奥には神様がいる?

その絵馬の奥は小さな沢が流れています。森はさらに深くなって、より神秘を感じます。この手前には麻縄が張ってあったので、ここから先は本当のご神域なのだと思います。

心を鎮めたい時にぴったりの聖域

国道から入って数分の場所にこんな荘厳な場所があったのか、というのが今回訪れた感想です。
御神木を含めて木々が放つエネルギーも力強いですし、あまり知られていない場所なので人気も少ないです。
心を鎮めたい時にはおすすめのパワースポットですよ。

八幡野来宮神社
住所:静岡県伊東市八幡野1
アクセス:JR「伊東駅」よりバス。八幡野(池)経由シャボテン公園行に乗車し、「八幡野」で下車。または伊豆高原駅より「シャボテン公園行」バスに乗車、終点で下車し、徒歩約10分。

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。