今回紹介するのは伊東駅から徒歩5分、地元で取れたての海鮮を使った刺身定食や海鮮丼を提供している定食屋、五味屋さんです。
五味屋へのアクセス
五味屋さんはなんと伊東駅から歩いて5分ほどですので、伊東在住の方も遠方からお越しの方も簡単にお越しいただけるかと思います！
伊東駅からの道順は、改札を出てその後いちょう通りを進んでいきます。改札を出るとロータリーに出て、市内に出る道が左、真ん中、右とあります。真ん中の道を進んでいくといちょう通りに繋がっています。いちょう通りを5分ほど進むと、五味屋さんが右手に見えてきます！
まるで隠れ家のようなこだわりの店内
五味屋さんに到着してまず驚いたのが、その人気ぶりです。夜の営業が18時からで、私はその15分前には到着していたのですが、なんと平日にも関わらず、すでに10名くらいのお客さんが並んでいました！
お客さんは旅行で来たであろう若いカップルや、仕事の帰りであろう男性数人組など、さまざまな方々から愛されているのが伝わってきます。
五味屋さんは、地元のご夫婦が切り盛りしているお店。店主の奥様が席へ案内してくれました。店内はカウンターが5席、相席できるテーブル席が10名分くらいです。営業開始から5分後には満席で、あっという間に大にぎわいになっていました！
店内に入って一番先に目に飛び込んでくるのが、100枚以上はあろうかという今まで五味屋さんを訪れた有名人、著名人のかたがたのサイン集です。
20年以上前から営業しており、多くの取材なども受けているようで、地元密着の長い歴史を感じました。
他にも囲炉裏、酒瓶、金魚の水槽などが展示されており、定食屋さんではありますが、まるで居酒屋のような気取らない雰囲気が居心地の良さを演出しています。
伊東自慢の漁師メシ！！ねごめし
このお店のイチオシは昔から伊東の漁師の間で親しまれてきた料理、ねごめしです。
大きな丼ごはんの上にマグロ、ブリ、イカのたたきがのり、さらにその上にねぎ、生姜、みその薬味がのっかっています。五味屋さんでは満腹になること間違いなしのこの料理が1480円で食べれちゃいます！
ここまで聞くと普通の海鮮丼とどう違うの？と思う方が多くいらっしゃると思いますが、大きく違う点が、ここにアツアツのお出汁をかけて食べることです。
お店によってのせるお魚、お出汁の作り方が異なってきますが、五味屋さんは昆布を基本にカツオの味を加えた出汁であるのが特徴です。
初めはお出汁をかけず、シンプルにお醤油のみをかけていただきます。マグロ、ブリの旨味、そのものの味が白米とよく合います。
少し食べ進めてここでお出汁をかけます！一旦このタイミングでは、生姜とみそははじに置いておくのがポイントです。出汁の熱さからお魚の表面が炙ったようになり、ホロホロとした食感に変化していくのがねごめしの魅力です。
ねごめしが残り半分ほどになったら、ここで初めて生姜とみそをお出汁に溶きお茶漬け風にして楽しみます。
みその深みとさっぱりとした生姜の味が食欲をそそって、残りもあっという間に完食しました！
この様に1つの料理で味を変えながら、二転三転と違う味を味わうことができるのがねごめしの魅力です。
もともとねごめしは伊東の漁師の間で食べられていた料理です。漁と漁の間のわずかな時間にその日取れたお魚を素早く簡単に食べられるよう考案されました。
それが段々と陸に浸透して行き、今では駅前の多くのお店で食べられる料理として広まりました。各店で使用するお魚、薬味が異なり、五味屋さんではマグロ、ブリ、イカでしたが、アジを使ったお店も多いそうです。これは伊東でさまざまなねごめしを開拓しないといけませんね。
みなさんぜひ五味屋さんはもちろん、伊東の海鮮料理屋さんをたくさん訪れてあなた好みのねごめしを見つけてみてください！
五味屋
住所：静岡県伊東市湯川1-12-18
アクセス：JR伊東線「伊東駅」から徒歩で約5分
営業時間：11:30～14:30 18:00〜21:30
電話番号：0557-38-5327
定休日：木曜日、第3水曜日
駐車場 有り
※臨時休業する場合があります。最新情報は店舗にご確認ください。
