伊東市馬場町にある葛見(くずみ)神社は、私が幼い頃に七五三の写真を撮った、思い出深い神社です。息子の七五三はもちろん、毎年の初詣もここへ。
世代を超えて、わが家がお世話になっている神社です。
今回は、海と山に囲まれた伊東で育ってきた私にとってのパワースポット、葛見神社を紹介します。
住宅街にある神社

葛見神社があるのは、伊東市馬場町の住宅街。
住宅街という身近な場所にあることで、人生の大きな節目でなくとも、ウォーキングの途中や通りがかりなど、生活の中でふらっと立ち寄りやすいのも魅力です。
地元の人にとっては、自然と生活に溶け込んでいる存在かもしれません。
まずは神様にご挨拶

境内に入って、まずは神様にご挨拶です。
やさしい表情の狛犬だけでなく、狐の像にも出会えました。
伏見稲荷が合祀されているそうで、静かな神社の中に少し特別な雰囲気を感じます。
日常のすぐそばにある、静寂と緑に包まれた非日常の空間。
それも、葛見神社の魅力かもしれませんね。
参道を通り、お賽銭を入れて、鐘を鳴らして、二礼二拍手一礼。
私はいつも「去年は、みんな元気に過ごせました、ありがとうございました。今年もみんな元気に過ごせるように見て下さい」と、心の中で伝えています。
こんなふうに、ささやかな願いを胸に訪れる人たちも多いかもしれません。
この想いが、この神社をより大切な場所にしているのだと感じます。
おみくじで願う開運

葛見神社の境内には、おみくじもあります。
1回100円なので、おみくじを引きたい方は、あらかじめ小銭をご用意くださいね。

なんと、引いたおみくじは大吉!
おみくじ箱の中に手を入れて自然と手に残った1枚を引くので、これはもうなんだか導かれた結果といえそうです。
樹齢1000年を超えるクスノキが御神木

葛見神社には、「大クス」と呼ばれる、樹齢1000年を超えるクスノキがあります。
国指定天然記念物にもなっている御神木です。
境内にそびえ立ち、根元の裂け目や空洞化した幹は、その長い歳月を生き抜いてきた存在感を物語っています。
立木の太さを測定するときは、地上から1.2メートルほどの「大人の目の高さ」あたりで幹の周囲を測るのですが、(目通り幹回り)。葛見神社のクスノキは、その長さがなんと約16mもあるのだそう!
大人になって再認識したのがこのクスノキの存在感でした。
十数年前の初詣でその事実を知り、それからというもの、県外から遊びに来た友人たちについつい自慢したくなる、伊東市が誇る巨木です。

(ちなみに、参拝したら左に進むと、このクスノキがあります)
今回の掲載にあたり、大クスの現状を聞かせていただきました。
昨年、クラウドファンディングで大クスの回復事業を募っていました。
500万円以上の支援があったそうで、1000万円ほどかかる修繕維持費の半分を今回使わせていただいたとのこと。
確かに、以前はまわりの木の枝葉が多く、少し暗い雰囲気でした。
訪れた日は、3年計画のうちの1年目の樹勢回復事業が終わったところだったようで、日差しをたっぷり浴びた、大クスが見られました。

来年以降、土壌改良や樹木の伐採剪定などをやる予定だそうで、今後回復事業が終わり、クスノキの生き生きとした姿を見られるのが楽しみです。
10月の例大祭では、各町内の山車が葛見神社に集まり、山車祓いをおこないます。
少子高齢化で山車の数も減りましたが、子どもたちが楽しみにしているお祭りです。
以前は当たり前だと思っていたお祭りに、大人になってからは運営スタッフとして参加することで、その大変さも知りました。葛見神社のクスノキのように、こうした地元のお祭りも周りの方々に支えられながら長く続けばいいなと思います。
お近くにお越しの際はぜひ「葛見神社」を訪れてご自身の肌で歴史を感じてみてください。
ぜひ、その圧倒的な存在感を、実際に見てみてくださいね。
1000年もの間、この地に根を張り、伊東のまちの移り変わりを静かに見守ってきたクスノキ。その佇まいは、訪れる人の心に深く刻まれることでしょう。
葛見(くずみ)神社
住所:静岡県伊東市馬場町1-16-40
アクセス:JR伊東線「伊東駅」から徒歩約20分、(「伊東駅」から「竹町」バス停下車、徒歩5分ほど)
TEL:0557-37-1050
授与所:9:00-16:00(ただし不在の場合あり)


















