今回は伊東駅からほど近い、湯の花通りにあるお店、こぎれあんと麦酒庵を紹介します。こちらのお店、店頭からなんとも面白い、そして一点もの好きや古物好きにはたまらないワクワクするお店なのです。
店先に置かれた無数のアイテムは!
店先には、インバウンドの観光客の方に人気がありそうなグッズも置いてあり、一見お土産屋さんかな?とも思うのですが、異様な数のビールジョッキも一緒に鎮座しております。年式と数からしてかなりのコレクターだと素人にもわかるほどの品揃えです。
ご主人がコレクターとのことで、大正から昭和のビール雑貨や世界のビールジョッキ・グラスを販売されています。
もちろん商品はこれだけのはずもなく、店内右奥にコーナーがあるので、ぜひご興味のある方は必見です。ビールジョッキ一つとってもさまざまなデザインがあり、眺めているだけでも楽しめます。
そんなキャッチーな店先から店内へ入ると…
入口正面は、またまた日本テイストなデザインの雑貨があり、海外に住む親戚にウケそうだな~とまたまたここでも買い物に没頭しそうになります。そうです、こちらのお店、見どころありすぎて奥になかなか進めません。
店内左には、店主こだわりの衣類やバック類の販売もあります。伊東市内で「あら、あの方と同じ服!」なんてなるのは絶対に嫌だから、全て一点仕入れなんだとか。
素材ももちろんこだわり、肌に優しく着心地のよいものを自らセレクトされています。
そんなお話をして下さるお店の方も、遠慮されながらお写真に写ってくださいました。お話を伺うと「すべて自分が気に入ったものをお店に並べているから、売れなくてもいいの」とのこと。素材も物もいいのだから結局売れていくのでしょうが、こういった心持ちで気楽にやられているとのことです。
実際取材中(私の掘り出し物探しの買い物中というのが正しいかも笑)マダムが「これいいわね~」とご購入。店主のこだわりを、雑多にみえる店内からお客さんは見逃さないのです。
アンティーク着物やはぎれの宝庫!
こちらのお店、お土産グッズや衣類などの分野もこだわりがつまっておりますが、なんと言っても一番の見ごたえ、選びごたえはこちらでしょう。
お店の奥に広がる古布・アンティーク着物類です。
ところせましと並べられた品々は圧巻。今はこんなにはぎれって集まらないんだそう。宝の山にしかみえませんね。
ちりめん細工などの裁縫を一切やれない自分を悔やみたくなるほどのきれいな生地たち。これらを目の前にすると何か作りたくなる、とっておきの場所です。
お店の方にこんなものが作りたい、こういう素材を探しているといえば、店頭来店でなく電話でも対応してくださるとのことです。
昔からの馴染みのお客さんは遠方の方も多く、電話で相談して大量に購入されるのだとか。お客さんの好みも把握しているのはもちろんですが、お店の引き出しが多いことと、店主自身もいろいろと作られるので、知識も豊富です。
今は頼まれたマスクとゴルフ用品を作成中だとか。アンティーク着物の正絹のマスクなんてステキ!でも自分では作れない!そんな私と同じような方も大丈夫です。
お時間は必要ですがオーダーメイドで作ってくださいます。ただし、気が向かないとね、とのことですから焦らず完成を待てる方に限ります。
アンティーク食器もあります!
実は私、印判のお皿などのアンティーク食器や雑貨が好きでして、こちらのコーナーに釘付け。小物からお皿まで幅広く置いてあります。世界各国で直接購入されているそう。
「直接見て仕入れないとダメなの!」とお話して下さっただけあり、どれもアンティーク好きにはたまらないでしょう。
鶏のデザインの食器類が多いな、と思っていたら、店主はニワトリ好きとのこと。第3の屋号も【鶏鳴舎】なんだとか。こちらのお店の幅の広さと深さを思い知らされます。
今回、私個人としてはいい出会いがありまして、こちらのコップを購入しました。
パイレックスのマグカップです。形もデザインも好みのものがお揃いで購入できるなんて!と即決。自宅に帰ってからさっそくこうして眺めております。
雑貨屋さんって入りずらい、買わないと悪い気がするなんてお客さんが気を揉むこともなきにしもあらずですが、こちらのお店の場合はそんなこと必要なし。
定休日が【雨の日】とうたうお店ですから、こちらも気軽に宝探しにふらっと伺ってみてはいかがでしょうか。
:こぎれあん/麦酒庵
住所:静岡県伊東市猪戸1丁目1-8
アクセス:伊東線「伊東駅」から徒歩4分
TEL:090-6093-1197
営業時間:10:00-15:00
店休日:雨の日
公式HP:https://kogirean.com
https://bakushuan.com