伊東市のシンボル大室山に登るならこれ!「大室山登山リフト」

静岡県伊豆半島の東伊豆エリアにある象徴的な「大室山(おおむろやま)」。
頂上へはリフトを使って登ることができます。

私も実際に大室山に登ってみることにしました。
今回は「大室山登山リフト」を使って、その魅力をお伝えしようと思います。

お椀をふせたようなシルエットが特徴的な大室山

現地に住んでいる方は、親戚や友人が来たときには連れて行く定番の観光スポット。

標高は580mあり、伊豆単性火山群のなかでは、最大の火山。
噴火活動は、およそ4,000年前の縄文時代後期です。

また大室山は、国の天然記念物にも指定されています。

山頂からは、天城連山、秀峰富士、南アルプス、伊豆諸島などを望むことができます。
晴れた日には、富士山を背景に記念撮影できるスポットがあり、そちらもとても人気です!

リフトのチケットは、大きな鳥居の前の券売所で購入することができますよ。

  • 大人:往復1000円
  • 小人(6〜11 歳):往復500円

お土産屋さんを抜けて、スキー場で乗るようなリフトに乗車します。
登っていくリストから見上げる光景は、ちょっと怖くもありますが、ワクワク感もあります。

降りていくリフトを、目で追っているのも楽しいですよ。
そして、頂上につく前に記念写真の撮影スポットがあります。
リフトに乗っている写真を撮ってくれるのだそう。

そのときのアナウンスが面白く、ひとつひとつのリフトに係員が話しかけて撮ってくれました。

「記念写真でーす。ほらこっち向いて〜。はーい!いい笑顔ですよ!」

パシャ

「ありがとうごさいました!」

このような感じで、こちらも自然と笑顔になりました。

リフトを降りると、そこはたくさんの人でにぎわっています。
火口で行われているのは、アーチェリー体験。
道具代もレンタルできて、1時間2,500円です。

今回は挑戦出来ませんでしたが、なかなか面白そうでした。

お椀をふせたようなシルエットが特徴的な、大室山。
直径300m、深さ70mの大きな噴火口跡があり、中心がくぼんだ形になっています。

火口は周囲360度からあたりを望むことができます。そのときの緊張感を考えると、高所恐怖症の方はちょっぴり苦手かもしれません。
しかし高い所が大丈夫な私は、さっそく一周してみることに。

この噴火口跡を周回することを「お鉢巡り」というそうです。
リフト乗り場から、左回りで火口を一周します。
一周するのに約1キロ、約20~30分程かかりました。

リフトをつかって楽ちん!火山めぐり

さっそく目についたのが、お手洗いの近くにある大量の「スコリア」。

スコリアとは、噴火により火口から噴出された溶岩流を除く、多孔質で暗色の噴出物のことです。 ※淡色のものは、軽石です。
このスコリアは、なんとトイレの工事中に掘り出されたものなんだそう。

お手洗いの横の坂を上り、さっそく火口を一周するコースへ。

道は舗装されているので安心★

コースは舗装されているので、とても歩きやすくなっています。
ワンちゃんと一緒に歩いてもOKなのだとか。

道の途中には「八ヶ岳地蔵尊」や「眺望のご案内」がありました。
ここから何が見えるのか、実際の景色と照らし合わせることができます。

見てください!この絶景!

坂を登り見えてきた景色は、圧巻!
伊東マリンタウンの方まで眺めることができます。

この日は天候に恵まれたので、富士山もみることができました。
眼下に広がる、伊東の海と伊豆高原の町並みを見ながら歩みを進めます。

「大室山浅間神社」にお参り

火口には、安産と縁結びの神様が祀られた「大室山浅間神社」があります。
そのため妊婦の方や夫婦で火口を一周している方も、何人かいらっしゃいました。

リフト横の売店では、安産のお守りも販売しているそう。

毎年2月の第2日曜日には山全体を燃やしてしまう伝統行事「山焼き」が開催されます。
その名の通り、麓から頂上まで山一帯を燃やし真っ黒になるのだそう。

例年、強風の影響で延期になることが多いと、地元の方からうかがいました。

伝統行事の「山焼き」とゴールデンウイークには、特に観光客でにぎわうそうです。
ぜひ伊豆の絶景が見られる大室山に足を運んでみてください!

大室山登山リフト
住所:静岡県伊東市富戸1317-5(駐車場)
アクセス:伊豆急行線「城ケ崎海岸駅」から車で約11分
電話番号:0557-51-0258
駐車場:無料駐車場有

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。