伊東市の藤の名所「松川藤の広場」にある謎のモニュメントの正体とは!?

伊東大川の河口近くにある「松川藤の広場」。
車であれば、国道135号線を大川橋の横で曲がると、すぐのところにあります。

この日は別の用事のために車で来ていたのですが、この広場は駐車場がありません。
ということで伊東市大川橋駐車場に、車を停めて広場へ向かいました。

松川藤の広場は、扇状の網天井に藤がぎっしりからまった藤棚が特徴的な大きな広場です。
約3,000平方メートルに16本の藤!

藤の花が咲くのは4、5月とのことです。
その時期は270度きれいな藤の景色!迫力ある藤棚を楽しむことができます。

広場にある謎のモニュメントの正体は?

広場をぐるりと回っていると、モニュメントがあるのを発見。
気になったので、見てみることにしました。

モザイクアートの壁画と、大きなダンベル???とおもったら、違いました。
これは、なんとオリーブオイルの石臼だそうです!

伊東市とイタリアのリエティ市は友好都市で、記念品として送られたのだとか。
リエティ市との姉妹都市の関係は、1956年から続く伊東市で続く伝統的なイベント「松川タライ乗り競争」と、リエティ市で行われている「ワイン樽乗りレース」が似ている!ということで、民間交流から姉妹都市になったそうですよ。

友好の証のオリーブの木

付近には、オリーブの木が植えられていました。
近づくと葉っぱからは、ほのかにいい香りがします。

遊具などはありませんが、広場は大きくて、こどもが追いかけっこをしたり縄跳びをして遊ぶのによさそう。

広場には、お手洗いもついています。
男女ともに多機能トイレがあり、安心ですね。
トイレトレーニングをしているお子様がいても、困る心配はありません。

「松川タライ乗り競争」と「ワイン樽乗りレース」

松川藤の広場では、たくさんのイベントでも使われているのだそう。
その一つが先ほどお伝えした伊東市で続く伝統的なイベント「松川タライ乗り競争」。
直径1メートル程の大きなタライに乗り、しゃもじのような小さな櫂を漕いで、速さを競うとてもユニークなレース。

リエティ市で行われている「ワイン樽乗りレース」の様子も写真で見比べてみたのですが、たしかにそっくりでした。

仲間同士チームを作って参加する団体レース・海外の方が参加する国際レース・子どものみが参加する子どもレースなどが行われ、大いに盛り上がります。

コースは「いでゆ橋」をスタートして、400メートルほど。
この広場は、ゴール地点になっているそうです。

開催日は、例年7月上旬なので、ぜひそちらも見に行きたいですね。

ほかにもイベントが盛りだくさん!

もう一つ、とても気になって紹介したいのは「伊東温泉めちゃくちゃ市」。
2024年1月に30回目を迎えたイベントです。
2日間開催で40弱のブースが、広場内を埋め尽くします。

出店している商品は、すべて伊豆の特産品ばかりです。
相模湾に面している伊東市ならではの、ひもの・海産物。
ボリューム満点な伊東温泉焼きそばや、コロッケ、メンチカツなどのお惣菜。
冬季でも温暖な気候を利用したみかんや朝採れいちご、富士の湧水で育った生わさび、香り豊かなレモングラスハーブティーなど。
バラやヒノキといった花木も、出品されます。

お得に購入できる物産販売コーナーの他にも、「めちゃくちゃ大オークション」というイベントも!
特大ひものや伊東温泉ペア宿泊券などの賞品を、来場者がオークション形式で競り落とすのですが、最大の目玉は「漁業権」!

なんとこの漁業権を落札すると、会場内に設けられた特設漁場(いけす)で、魚を掬(すく)うことができます。
網ごと掬うことができる時間は、大(15秒)・中(30秒)・小(60秒)の3種類。
毎年盛り上がりを見せる人気のイベントです。

JR伊東駅とマリンタウンから会場まで、ワンコイン(100円)で利用できるシャトルバスもでている大きなイベントなので、こちらもぜひ行ってみてください。

実は伊東市の花火大会は、回数がとても多く、2023年には15回も行われました。
伊東市の花火大会の日にあわせて、藤の広場にて行われるのが「夕涼みわくわく市」。
こちらも日替わりステージと露店が出店するイベントです。

スケジュールを見ると、休日はほぼ花火大会。
伊東市在住の方が、うらやましい!

春夏秋冬、季節に合わせてさまざまなイベントが行われている松川藤の広場に、ぜひ足を運んでみてください。

松川藤の広場
住所:静岡県伊東市渚町1
アクセス:JR・伊豆急行線「伊東駅」より徒歩約10分
駐車場:無 (近隣に市営大川橋駐車場有)

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。