伊東駅すぐ!名店「まんじゅうみその」長年愛されるこだわりの味

国でも屈指の湯量を誇る伊東温泉は、多くの人々を引き寄せています。その玄関口ともいえるのは、伊東駅。駅前は、観光客や地元の人々でいつもにぎわい、温泉街ならではの風情ある風景が広がります。

もくもくと湯気が立ちのぼるお店に近づいてみると、それは「まんじゅう みその」でした。

創業52年のこの店。一度はその歴史に幕を下ろしましたが、2023年11月に装いを新たに復活オープンしたんです。

伊東駅前で昔から愛される「まんじゅうみその」

「まんじゅう みその」は、JR伊東駅より徒歩1分の場所に位置します。走れば数十秒で到着するほど、目と鼻の先。若い人も立ち寄りやすいおしゃれな店がまえです。

伊東駅前で長年、多くの観光客を出迎えていた「まんじゅう みその」は、コロナ禍などの影響で閉店。

しかし、地元企業の「お店を残したい」「伊東駅前をどうにか活性化したい」という強い思いによって引き継がれました。これまでまんじゅうを作ってきた職人さんから作り方を学び、
一から手作りしているそう。

プレオープンでは予定数量が1時間半で完売したとのこと。その根強い人気がうかがえます。

メディアでも取り上げられることが多く、店内には数々の有名人のサインが飾られていました。

メニューには伊東の名物である蒸しまんじゅうをはじめ、ソフトクリームやドリンクなどもありますよ。食べ歩きにも良さそうです。

さまざまなまんじゅうが並んでいますが、蒸しまんじゅうはホカホカのものを食べられるのも特徴。注文時に「温かいものをお願いします」と伝えると、せいろで温めてもらえますよ。

店舗には飲食スペースが設けられているので、座ってゆっくり食べられます。今回は、蒸しまんじゅうを注文。せいろで蒸されるのをしばし、待ちましょう。

店内には伊東の街並みを写した、昔の写真も展示されていました。古い街並みならではの風情に触れることができます。

当時の「まんじゅう みその」の写真もありました。長年愛されてきたことがわかりますね。

こだわりの蒸しまんじゅう

店員さんから声をかけられ、手渡されたのは熱々の蒸しまんじゅう。厚手の紙に挟まれていましたが、手に持っているのが難しいくらいの熱さです(笑)。

お手玉をするように、手から離しながらいただきましょう。

ひと口食べると、皮のもっちり食感におどろきました。なかからは、しっとりのこしあんが登場。甘さ控えめで、おいしい……。

今まで温泉街に行くたびに、まんじゅうを食べてきたのですが、断トツでこの蒸しまんじゅうがナンバーワンです!

なかに入っているあんこには、伊豆半島の希少塩『戸田塩』が練り込まれているそうです。『戸田塩』は塩釜に海水を入れ13時間もの間、火を絶やさず炊き上げて完成する手作りの自然海塩。まろやかな甘味が特徴なんだとか。

小豆本来の風味を引き立てながらも、全体の味をシャープに仕上げています。ほのかな甘味と塩の旨味が絶妙なバランス。じっくりと味わって食べたい気持ちと裏腹に、ぺろりとたいらげてしまいました。

あまりにも気に入ってしまったため、自分へのおみやげにもう1つ購入!

帰宅してすぐさま食べたところ、常温でも充分においしく、ほどよい甘さに幸せを持ち帰った気分でした。もっと買っておけば良かったと激しく後悔……!

伊東に来たなら「みその」へ

「まんじゅう みその」では蒸しまんじゅうのほかに、揚げまんじゅう、抹茶の蒸しまんじゅうもありました。ばら売りの他に4個入り、8個入りも用意されているので、お土産にもぴったりです。公式ホームページでは、通信販売もおこなわれています。

ちなみにソフトクリームにはあんこに使われているものと同じ塩を無料でトッピングできるそうです。暑い季節に食べたいですね!

みなさんも、ぜひ「まんじゅう みその」に足を運んでみてくださいね。温泉街ならではの風情とおいしいまんじゅうが楽しめますよ。

まんじゅうみその
住所:静岡県伊東市湯川1-16-14
アクセス:JR伊東線・伊豆急行線「伊東駅」より徒歩約1分
TEL:0557-38-0555
営業時間:9:00-17:00

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。