静岡県伊東市にある一碧湖(いっぺきこ)は「伊東八景」の一つに数えられる美しい湖。約10万年前の噴火でできた火口湖で、周辺には四季折々の自然が広がります。
そのほど近くにある「C’s Cafe」はリラックスできてのんびり過ごせる隠れ家的カフェ。居心地がよく、時間が経つのも忘れてしまうかもしれません。今回は、そんな「C’s Cafe」の魅力をたっぷりとご紹介しましょう。
ゆったりと過ごせる「C’s Cafe」
池田20世紀美術館から下田方面へ約50m進んだ、東側の斜面の上に位置する「C’s Cafe」。
このエリアは別荘地としても知られています。都会の喧騒を離れてのんびりと過ごせる、緑に囲まれた静かな場所です。
駐車場から階段を上った先にある建物は、自然に溶け込むようにたたずんでいました。
あまり大きく看板を出していないため、一瞬見逃してしまいそう。しかし、その控えめさがこのカフェの「知る人ぞ知る」といった特別感を演出しています。
店内に足を踏み入れると、太陽の光がたっぷりと差し込むあたたかい空間が広がっていました。思わず「ここが私の別荘だったらいいのに」と思ってしまうような、ステキな場所です。落ち着いていて、リラックスしたひとときを過ごせそう。
この日も常連さんが2組ほど訪れており、店長さんとおしゃべりを楽しんでいる様子が印象的でした。
店内にはカウンター席とテーブル席、ソファ席があり、窓からはあたたかい太陽の光を感じられました。テラス席もあるため、天気の良い日は外で過ごすのも良いでしょう。自然のなかでいただくコーヒーはきっと格別。
ペットの猫がたまに顔を出すこともあるそうで、猫をモチーフにしたアイテムも飾られていました。
猫好きさんにはたまりませんね!
コーヒーと手作りマフィンがおいしい
手書きのメニューには、店長さんがこだわり抜いたブレンドコーヒーや、手作りのスイーツが並びます。ドリンクはコーヒー以外にも、フルーツソーダやフロート、紅茶など充実。その他には、カレーやガパオライスといったランチプレートもありましたよ。
この日は食事を済ませていたため、ブレンドコーヒーと「気まぐれMuffin」をいただきました。
ブレンドコーヒーは、深煎りで食後にぴったりの味わい。ほろ苦さとコクがしっかりと感じられる一杯で、スイーツの甘みと相性抜群です。
コーヒーは、店長さんがニセコで飲食店を営んでいたつながりから、札幌のロースターで仕入れたものを使用しているのだとか。季節限定のコーヒーは、近隣のロースターから仕入れることもあるそうです。
「気まぐれMuffin」は日によって味が異なり、この日はチョコとアーモンドチップの組み合わせ。甘さ控えめのチョコレート生地に、アーモンドチップのアクセントがたまりません。
アーモンドチップを使用したマフィンは初めて食べたのですが、サクサク感が癖になるおいしさでした。素材の良さを生かした丁寧な味わいが印象的です。
気軽に立ち寄れるあたたかいカフェ
もともとニセコで飲食業をされていた店長さん。「昼間にゆっくり楽しめるカフェをやりたい」との思いから、伊東市に移住し、8年前に自宅兼カフェとしてこの場所をオープンしました。
地元の人々と観光客が半々の割合で訪れるそうで、誰もが気軽に立ち寄れる雰囲気です。
最後には、「取材頑張ってください。お疲れ様です」と優しい言葉をかけてくださるなど、店長さんのあたたかい人柄にも触れられました。
お店の空間や料理だけでなく、こうした心遣いも「C’s Cafe」が愛される理由の一つでしょう。
一碧湖や池田20世紀美術館など観光スポットの近くにあるため、散策の合間に立ち寄るのにもぴったり。4台ほどの駐車場も完備されていて、車でのアクセスも便利ですよ。
自然豊かなエリアで、静かな時間を過ごしたい方におすすめのカフェ。日常の疲れを忘れさせてくれる癒しのひとときになるでしょう。
C’s Cafe
住所:静岡県伊東市十足614-209 イトーピア A-333B
アクセス:伊豆急行線「富戸駅」から徒歩約33分
TEL:0557-27-2224
営業時間:12:00-17:00(L.O. 16:30)
定休日:水・木曜日
駐車場:あり